2019年7月30日火曜日

自作PCのススメ ~Win7サポート終了/消費税増税を控えて~


タイトル通りです!
(2021/08/23 CPUクーラー換装したので追記しました)
(2019/08/04 CPUクーラー関係ちょっと追記しました)



Windows7のサポートが、2020年01月14日に終了します。
もちろん現在お使いのPCに、Windows10のDVDなりライセンスなりを購入してきてインストールしてもいいんですけど、
Windows10を入れるのに必要なパソコンのハードウェア条件(CPUとか色々)などもありますし、
そろそろマビノギも重いわ~、新しいPC欲しいわ~ってなっていませんか?

そして消費税増税も控えていますね!
電気屋さんでメーカー品のPCを買おうと思ったら20万円くらいポーンと飛びませんか?
安い買い物ではないので、増税前のほうがお得ですよね。


そもそも、PCは、壊れる前に買い換えましょう…。
データ全部飛びますよ…どんなパソコン買おうかな~性能は何かな~って調べるのも注文するのも大変です…。


メーカー品→BTO→自作→自作 という経験をもつ私が、
初心者でも簡単!オススメの自作マビノギ用PCについて紹介します。
っていうか一昨日新しく組んだのでそれを紹介します。


自称マビチューバー、オキキン(笑)による
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> A300でマビノギ用パソコンを作ってみた <
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色々盛りに盛ったのに6万円程度の出費でした自作最高。





さらっとBTOとかいう単語を出してしまったので、少し解説しておきます。

パソコンの買い方というのはざっくりと、
『メーカー品』…そにーとかふじつーとかなんかそのへんのやつです
『BTO』…Build To Order 受注生産のことです
『自作』
の3種類あります。
そして以下お値段の傾向とか気になるサポートのこととか。


買い方

購入を検討する前に、まずはマビノギの必要動作環境はおさえておきましょう。

メーカー品:電気屋さんに行って、店員さんに相談したりしなかったりして決めましょう。
BTO:インターネットでも注文できるし、BTOしてくれる店舗に相談にいってもよし。ディスク容量いくつにするかとか、CPUどれにするかとか、グラフィックボードどれにするかとか、注文できる程度の知識は必要。でもそもそも選択肢がおかしな組み合わせは選べないようになっているので基本的には安心。
自作:必要なパーツを全部そろえて組み立てましょーたのしいーうあぁ~



お値段

お高い 『メーカー品』
   『BTO』
お安い 『自作』



サポート

メーカー品:PC自体のトラブルから、インターネット接続まで、とにかく手厚い 無駄なソフトも大量に入っている
BTO:有 意外に手厚いです、必要十分!
自作:なし(もちろんパーツ毎の保証期間とかはある)





さっそく自作 ことはじめ

自作って難しそうですよね、ケースとか、マザーボードとか、メモリとか、なんか規格とかサイズとか消費電力計算したりとかケーブルとかグリスとか相性とか…
しかもなんかケースめっちゃ大きくてダサそうなイメージ!


そんな初心者さんにオススメはミニPC系のベアボーン!

ベアボーンとは?

自作は自作なんだけれど、取り付けるパーツや考えることが少なくてすむ組み立てキットみたいなものです!

それではさっそく、今回私が作ったPCについて紹介します。
その1~5、(必要に応じて6,7,8,9も)を購入するだけで、材料が揃います。
私が買ったものと一緒なので、ちゃんと組めばこれで動きます。

買うときはですね、一個ずつちょこっとずつ買ってはいけません
できるだけまとめて買って、初期不良がないかどうか、配達されてすぐ確認(組み上げて動作確認)したほうがいいからです。




その1:ケース+マザー+電源+各種ケーブル+etcのセット

なんとこれ、本体サイズ 22.6 x 20 x 18.6 cm です。
手のひらサイズですよ!大変だ!







その2:CPU

2個並べましたが、マビノギするだけならどちらでも1個だけでいいです。
私は3400Gのほうにしました、そっちのほうが新しいので…(脳死)!








その3:メモリ

このベアボーンでは、メモリはSO-DIMM規格でないとなりません!
というわけで以下のリンクです。



マビノギ動かすだけなら8Gで十分というのはよく聞きますね。
絵を描いたりなんたり作業する人は必要なだけ盛っておきましょう。リンク先で8Gx2枚セットや、16Gx2枚セットも選べます。
私は8Gx2枚セットにしました。





その4:SSD

2.5インチの内蔵SSDを1つ。2.5インチは2個まで搭載可能。
「何GBのものを買えばいいの?」っていうのは、現在お使いのPC容量と比較して考えるとよいかも。リンクのものは480GBです。







その5:Windows10ライセンス








その6:USBメモリ/外付けDVD-RWドライブ

OSインストールしたり、データ移行したりなんたりに使います。
ほかにも個人が愛用しているソフトウェアとかあるでしょうから、必要に応じて準備してください。
どちらもUSB3.0のものがいいですよ、転送速度早いですからね!
(もちろんDVDが読めるなら、上位互換のBR-RWタイプでもOK)





その7:LANケーブル

有線最強なので…。
A300も無線にすることはできるのですが、無線でのマビはオススメしかねるので今回は紹介しません。
「うちには昔の古いLANケーブルがあるから大丈夫」ってかた、大丈夫じゃありません!
昔のLANケーブルというのは速度が出ません。いくら光を契約していても意味がないですよ。
せめてCAT6(カテゴリー6と読みます)以上のLANケーブルにしましょう。
(正確に言うとCAT5e以上なんですが、CAT5ではNGでCAT5eはOKという絶妙な覚えにくさなので、6以上って覚えています)

これは長さ1m、白色のもの。色や長さも選べます。




現在ノートPCしかない人は…
その8:モニター

解像度フルHD1920x1080以上、VESA規格対応、D-sub、HDMIまたはDisplayPort、を満たすもので、お好みのインチにすればよいかと!

PC本体との接続ケーブルはいくつか同梱されていることが多いです。同梱されてなければ購入が必要になります。
OSをインストールして、ドライバーを当て終わるまでは、D-sub接続(端子が台形で、接続部分が青色のことが多い)がいいですよ。
ドライバ当てたあとは、HDMIでもディスプレイポート接続でもどちらでもOK!
モニターアーム(画面が宙に浮くアレです)を使いたい人はVESA規格対応のモニターにしましょう。
モニターアームとオススメPCデスクは、右上の(もしくはメニュー☆の)アマゾンオキノ内でも紹介中。






その9:外付けキーボード/マウス

マウスはおそらく既にあるでしょうが、これまでノートPCだった方はキーボードが必要になるので用意しましょう。右側にテンキー(電卓みたいなアレ)があるタイプがいいですよ!ペット呼び出し的に!

有線にするか無線(Bluetooth)にするかですが、個人的にはデスクトップは有線で十分だと思います。だってそんな動かさないでしょ…?電池切れないし…。
でもどうしても無線にしたかったら、本体側に専用のモジュールが必要になります。受信する人がいなかったら動かないもんね…。

本体内部に組み込むならこっち(アンテナが増えるけど、Wi-Fi接続とBluetooth接続が可能になります)



USBに差すだけのものもあります。
こちらはUSB差すところが一個うまってしまいますが、USBハブと一緒に買えばうまらずに済む…若干見た目はよくなくなるけれど…。
今回のパソコンケースでは、背面にUSBx2か所、前面にUSBx2か所(うちひとつはCタイプ)、の、計4口あります。


こっち使うときは、PCの前面に差した方がよかった気がします。



買ってきたよー!

材料が揃ったら組み立てです!
A300に同梱されている説明書のとおりに、(Wi-Fiとか乗せないものは飛ばして)、順番に組み立てていくと完成です。説明書の絵の通りでした本当に。英語あんまり読めない(※読む気がない)私でも問題なく組み上げられました。




予想される質問1:マビノギするのにグラフィックボードとかいうものがいるんじゃないの?この中にないみたいだけど大丈夫?

今回紹介したCPU2点は、何を隠そう『グラフィックボードとCPUがひとつになったCPU』です。
どんなCPUにもグラフィック処理する部分というのは存在するんですけれどこれは別格で、そもそもAMDというメーカーはですね、グラフィックボードを作るメーカーさんだったんですよそれで(以下うんちく)…

最近のAMDは、別途グラフィックボードが必要になるCPUも出しているみたいではあるんですけれど、
今回紹介したものは大丈夫です。グラボ入りCPUです。





予想される質問2:CPUクーラーのグリスとか細かい部品が足りないんじゃ?

そう思って私も自前のグリスを用意してたんですけどね。
なんとA300に同梱されているCPUクーラー、既にグリスが塗布された状態でした。本当にそのまま組み立てればよかったです。
知らずにがっつり握って、手にべったりつけてしまいました。
クーラーの下側に塗られているグリスを決して除去したりしないよう、そのまま組み立てましょう。
皆様も開封時には気を付けてください…。






予想される質問3:音楽はどこから出るの?

モニターとどう接続するか、によります。
D-subで接続するなら、前方のステレオミニプラグから、モニターの音声入力端子なりヘッドフォンなりお手持ちのスピーカーに出力してもらう必要があります。
HDMI接続、DisplayPort接続をする場合には、その1本のケーブルに映像も音声も入るので、モニターから音が出ます。
もちろん、HDMI、DisplayPort接続にしつつ、音楽はステレオミニプラグを使ってスピーカーへ出すこともできます。私がそうしてます。

オプションで背面オーディオケーブルというものも追加できるようなのですが発売未定だとか…。海外では売られてるぽいんですけどねぇぐぬぬ。





予想される質問4:手のひらサイズとか性能が不安、ファンもうるさいんじゃ…

いや全然です…
これまでのメインPCの9分の1くらいのサイズ感なんですけど、動作ぬるっぬるですし、ファンの音は気になりません。発熱もないなぁ…。なんだこれ夢でも見てるのかなぁ…。昨日から起動しっぱなしマビつけっぱなしなんだけど…。
あ、マビを裏で表示させながら、表で重い作業してるとさすがにファンの音が聞こえます。
ファンもソケットAM4対応で高さの条件(46mm以下)が合えば好みのものに換装できるので、ファンだけ交換しつつ長く使うことも可能かと。
個人的には、付属ファンはめちゃんこ簡素だったので、取り換えようかとは思っています。

今考えてるのは、これをベースに…

ファン用ミリネジ使えば92mm角ファンだけ交換できるので、
これと合わせようかな~うーん(楽しい試行錯誤)。

高さ30mmのクーラーから12mmのファンを取り除いて25mmのファンをくっつけたら…ええと43mm?だから46mm未満になるからOKよね!

(2019/08/04追記)
上記換装やってみました。
くっそうるさかったです((((
やっぱりでっかいケースに入れるのと、超小型とは、音の感覚が違うんだなぁ。

最初からA300とセットになっている純正品がベストです!
いらんことした!速攻戻した!


(2021/08/23追記)
前回は、CPUクーラーはそのままに、クーラーのファンだけ交換したのですが、
今回はCPUクーラーを丸ごと交換しました。

かなり負荷をかけてもめっちゃ静か!
気になるCPU温度は、交換前に100度近く行っていたような作業(^p^)が50度程度となっています。
私の自作経験から言わせてもらうと、ファン周りは一番に壊れるものだと思っているので、
純正ファンで何年も使用して快適さが減ってきたようだったら、これに換装すると間違いないですよ!





予想される質問5:組み立てたあとはどうしたらいいの

うん、そうですよね、システム構築の手順わかんないですよね。

1.D-sub(台形の接続端子でだいたい青色してる)で、本体とモニターをつなぎます。キーボードとマウスのUSBを本体に接続します。モニターの電源はONにしておきます。LANケーブルも差しておきます。

2.DVD-RWにWindows10のDVDを入れて、PCと接続してから、PCの電源を入れます。

3.画面に、「外付けのデバイスから起動するなら何かキーおして」みたいな表示が英語で出るので、何かキーを押します。
 (もし出てこなければ、起動時にF2を連打して、表示されたBIOS画面で起動優先度を確認して必要に応じて変更します)

4.画面の指示に従ってウィンドウズをインストールします。
 ドライブの切り方はお好みで、こだわりがなければ全部まとめてCドライブ新規作成で!

2~4は、あらかじめUSBメモリにOSのインストールメディアを準備しておいてからの、USBから起動する方法もあります。
こちらなど参照。

5.ウィンドウズが起動したら、ディスプレイドライバをダウンロード&インストールしに行きます。
CPUで3400Gを選択した場合…AMD Ryzen™ 5 3400G Drivers & Support
CPUで2400Gを選択した場合…AMD Ryzen™ 5 2400G Drivers & Support

6.D-subを抜いて、HDMIかDisplayPort接続にするならしましょう。
 (D-subはアナログ映像ですが、HDMIとDisplayPortは音声付デジタル映像でキレイ)

7.Windowsのアップデートをすべて終わらせましょう

8.マビノギをインストールします。(この手順いるかな?w)
 同時に「Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ」もインストールします。
 OSが64bitなので64bitをインストールするかと思いきや、マビノギが32bitで作られているっぽいので86bitのほうをインストールするのが正解です。
 マビノギが、お使いの環境に合わせてインストールしてねって言ってるの、たぶんOS(Windows10,Windows8)レベルを合わせろってことなんでしょう…OSのbitまであわせようとして混乱しました。






予想される質問6:このパソコンのBTOはないの?

ありますこういうのとかもありますけど…
私が組んだ構成でも6万すこし、なんですけど、
それをBTOにすると9万5千くらいになります。
その差額を、組んでくれて1年くらいのサポートありならそっちがいいと見るかどうかですね!
細工6セット以上買えますよ(マビ脳)
モニターとかが別途必要ならもっとお金がかかりますから…。

それから、そもそも選べるパーツに欲しいものがなかったりして(CPUの3400Gのほうとか)

…納得がいくならそれでも!
もしBTOするなら、せっかくなのでCPUクーラーは標準品じゃなくてちょっといいものにするといいかと(個人の感想です)。(2019/08/04取り消し線を追加)




「A300」で検索すると、今回紹介した自作の作成事例がいっぱいでてきます。


今は、スマホで情報を検索しながらPC組み立てもできるので、とっても簡単です。
昔よくあった相性問題も、昨今全然聞きません、良い時代になりました。
あぁ、でも、作業時には静電気対策はしておきましょう、お風呂上りに組むのがベストらしいです。水は静電気を流してくれますから。


もし
周りにPCのことを相談できる人がいないとか、
どんなにインターネットで調べても初期不良の見分けをつけられなさそうだとか、
あらゆるパーツに触れただけで粉々にしてしまうとかいう特殊体質であれば、
無難にメーカー品やBTOで好きなものを買いましょう!
BTOなら、ドスパラとかPC工房とかエプソンダイレクトとか色々あります(このA300はないけど)。

カスタマイズするときには、マビノギの必要動作環境もしっかりチェックしていきましょう。


小さくてかわいい!


オキキン(まだ言う)が、A300作ってみてどうだったかも書いておきます。
・簡単すぎてあんまり自作してやったぜ感はない。
・小さいのにマビノギがぬるぬる動くので気持ち悪い(誉めてる)。
・CPUクーラーは自作民としては交換したいところ(上述:予想される質問4 参照)。
 →するんじゃなかった…(2019/08/04追記)
・マビノギ+α連続稼働3日目であったか~い、くらいの発熱。CPU温度64度(※付属ファン使用、室温28度での数値)。
・とにかく小さくてかわいいので愛でりんぐ(造語)が止まらない。
・サウンドは5.1chスピーカーに出力したい派なので、背面オーディオケーブルを何とかして手に入れたい、日本でも販売してくださいお願いします m(_ _)m



作ってみた~って能天気な記事にするつもりが、がっつり解説になってしまったナンダコレ。